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東京オリンピック スペイン・マドリードの反応 「経済・薬物で明暗」

東京オリンピック開催が決定!

有力視されながら1回目の投票で敗れたマドリ­ードは、
最初の投票で落選が伝わると、集まった5万人からため息がもれました。



東京オリンピックの開催決定について、 スペイン・マドリードの反応では、
メディアが東京勝因の分析をしています。

8日付のスペイン各紙は、
マドリード敗北をいずれも1面トップで取り上げ、
パイス紙は、東京の勝利について、
立候補した都市の中で唯一、薬物問題を抱えていなかったことを上げました。

『最も経済的余力を持ち、
 ドーピング(禁止薬物使用)対策を徹底した候補都市が勝った』

『日本の五輪選手に薬物陽性反応が出ていないという、
 誰の目にも明らかな強みがあった』

パイス紙はまた、東京が開催経費を「今すぐでも用意できる」と分析。

『観光客が何か無くしても戻ってくる。
 毎年多額の落とし物が警察に届けられる』

と、日本の治安の良さや国民の高い良識に言及。
東京電力福島第1原発の事故に関しても、

『(招致活動で)言及を避けるのではなく災害後の夢を追求することで、
 弱点を強みに転じた』

と称賛しています。 
一方、保守系のムンド紙は、東京開催決定について、

『五輪精神は(マドリードが訴えた)緊縮ではなく、
 富と豪華さを好むことが示された』

と悔しさをにじませていました。




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